ストレス過多な現場で気をつけるべきこと

介護現場では肉体的にも精神的にもストレスに苛まれがちです。

体力的な負担の大きい身体介助を主な仕事とするヘルパーは、特にそれが顕著な傾向があります。
高齢者は目上の人という面もあることから、常に礼儀正しく振る舞えるように緊張の糸が途切れないように心がけていなければならないのも精神的な負担です。

さらに、大きなストレスの影響を受け続けなければならない環境があること自体も、ヘルパーの人間関係が悪化してしまう原因となっています。
ストレスは日常的に受けていると、慢性化して気づかなくなる傾向があります。そしてそれが溜まると爆発的にストレスを発散しようとしてしまいがちです。

普段は温厚な人であっても、ひどく回りのヘルパーの仕事や仕草などについて不満や愚痴をこぼすようになる傾向があります。それを聞いた周囲のヘルパーも別の愚痴をこぼすようになり、全体として互いを非難し合うような現場環境ができてきてしまうのです。
ストレス過多な環境が関係して、人間関係が崩れていきやすいことは念頭に置いておく必要があります。

もしこのような不穏な空気が流れている職場に入ってしまったら、愚痴にはできるだけ関心を持たずに関わり合わないようにすることが身を守るための重要な対策です。

女性は話が好きな人が多く、休憩時間に噂話や愚痴大会が繰り広げられるのは日常茶飯事です。厄介なトラブルに巻き込まれたくないのなら、できるだけ付かず離れずのほどよい距離感を掴むようにしましょう。